道化師(ピエロ) [私が想う事]
4月5日 長崎ハウステンボス
チューリップ祭り最終日、家族の強い要望も有って混雑覚悟で出掛けた。
撮影途中「サーカスマーチ」を知らせる園内放送が流れた。サーカス団の街中パレードだ!
運河の向こうに、おどける彼らの姿を見つけ、妙に惹かれるものが有り彼らの後を追った。
(2月28日から繰り広げられて来た「ザ・ドリームサーカス」は本日をもって閉幕する)
街中をパレードする出演者達は手を振る子供達、一人一人に明るい笑顔で答えてくれる。
彼らは全米を代表するトップクラスのパフォーマーが集結する「夢」と「感動」と「笑顔」を提供するプロ集団。
周りを取り巻く人達を心から大切にし、最大のプロ意識を見せてくれた。
最後のショーを終えて一人佇む道化師「ミッチ・フリーデス」さん
彼の後姿を見た時、色々な想いが頭の中を走り抜け…思わずカメラを向けた。
彼の姿をみて、ふと思い出した…
道化師のソネット
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
僕達は小さな舟に 哀しみという荷物を積んで
時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね
君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
きっと誰もが 同じ河のほとりを歩いている
僕等は別々の山を それぞれの高さ目指して
息もつがずに登ってゆく 山びと達のようだね
君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になろう
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
いつか真実に 笑いながら話せる日がくるから
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
(1980年)
僕達は小さな舟に 哀しみという荷物を積んで
時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね
君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
きっと誰もが 同じ河のほとりを歩いている
僕等は別々の山を それぞれの高さ目指して
息もつがずに登ってゆく 山びと達のようだね
君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になろう
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
いつか真実に 笑いながら話せる日がくるから
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
(1980年)
私もせめて、大切な人達の前では笑顔でいたいし、
大切な人達の笑顔を守る思いやりの心を持ち続けたいと、道化師の後姿を見て…そう思った。
彼らは明日から、たぶん世界各地を回って様々な環境にある子供達に笑顔を与えるための旅に出かける事だろう。
「日本の子供達はとても優しくてかわいかった。会えなくなるのは寂しいけど、また来るよ」
ミッチ・フリーデス
=2009/04/06 西日本新聞朝刊より=
彼はカメラを向ける私に気付いていたと思う…穏かで優しい目をしていた
道化師 Mr.ミッチ・フリーデス ありがとう…